あじさいの色
6月の代表花のあじさい。各地から色とりどりの紫陽花リポートが届いています。
あじさいは紫陽花と書くことからも、紫を基調とした薄紫色や青紫色がその代表的な色。ほかにも白や淡い桃色、紅色などがあります。
星空温泉さん(福岡県北九州市)
あじさいの色は土で決まる
日本原産のこの花がヨーロッパに渡って品種改良されてから、その色はさらに豊富なものになりました。
とくに日本に古くからある、品種改良などをされていないアジサイは、土の性質によってその色は簡単に変わります。
あじさいは、土が酸性なら青系統の色に、アルカリ性なら赤系統の色に。
土が酸性のときは、アルミニウムが多く吸い上げられて青っぽくなり、アルカリ性ではその吸い上げが少ないため、赤っぽくなる傾向があります。
日本にある野生のアジサイは多くが青系統の色ですが、土に石灰などを混ぜてアルカリ性にすると、系統の色に変えることができるのです。