梅雨がつく言葉
梅の実が熟す頃の長雨「梅雨」。本格的な梅雨の他にも、日本には沢山の「梅雨」のつく季節の言葉があります。ここではその一部をご紹介します。
植物由来の梅雨がつく言葉
菜種梅雨
3月~4月の菜の花が咲く時期に降り続く長雨のことを「菜種梅雨」といいます。また、菜の花や桜が咲く季節で開花を促す雨ということで「催花雨(さいかう)」とも呼ばれています。
たろママさん(千葉県山武市)
すすき梅雨
夏の終わり~秋にかけては各地ですすきが見られるようになります。この時期に降る長雨を「すすき梅雨」といいます。秋雨前線の影響で降る雨で「秋雨(あきさめ)」や「秋霖(しゅうりん)」とも呼ばれます。
椎名もんさん(神奈川県箱根町)
その他の梅雨がつく言葉
蝦夷梅雨(えぞつゆ)
北海道には、本州のような梅雨前線による雨はありませんが、本州が梅雨の頃に、雨や曇りの肌寒い日が2週間ほど続くときがあります。これを北海道の昔の呼び方である、蝦夷をとって「蝦夷梅雨」と呼ばれています。
まゆたさん(北海道芽室町)