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暖房の使用状況

朝晩の冷え込みで、暖房器具に手を伸ばしたくなる季節。全国のウェザーリポーターのみなさんに、最近の暖房事情をお聞きしました。


キャッ糖☆通信さん(山形県東置賜郡)

4人に1人が暖房ON

全国的にみると、まだつけていない方が多いものの、「つけた!」という割合はすでに23%。全国のおよそ4人に1人が、すでに暖房を使用しているようです。

さらにエリア別にみると、使用状況の傾向が表れています。

関東や東海、西日本では「まだ」つけていない方が多いですが、北日本・甲信・北陸ではすでに使用している方が多め。

特に北海道では8割以上の方が「つけた!」と回答しています。

昨年との比較

使用率別に都道府県にマップに色を塗り、昨年10月20日時の同調査結果と比較してみました。

北海道や東北北部は昨年と同様、すでに80%の暖房使用率となっていました。

一方で、東北南部〜九州にかけては、使用率が昨年より低いところが目立ち、50%以上(黄色)のエリアや30%以上(緑)のエリアが減少しています。

この差の原因と考えられるのは「今年の冷え込みの弱さ」です。東北南部〜九州では、昨年の同時期より冷え込みの弱いところが多くなっています。

特に昨年より使用率が下がった福井の最低気温を見ると、昨年はすでに8℃を下回っていた(7.7℃)のに対し、今年は9.5℃止まりとなっています。

また、去年は10月上旬の気温が高く急激に気温が下がったのに対し、今年は気温の変化が比較的小さめ。この急変感も使用率のアップダウンにつながっています。

8℃以下が暖房使用開始の目安

都道府県の主要都市において、「最低気温と使用率の関係」は次のように言えそうです。

■最低気温が10℃前後まで下がるようになると、暖房の使用率が増加する。

■最低気温が8℃を下回るようになると、半数程度が暖房を使用する傾向になる。

この先、北日本を中心に8℃を下回る日が出てきます。季節の変わり目、体調の管理にはご注意ください。

提供:株式会社ウェザーニューズ