今年のホタル
新緑の季節からほたるの季節へ。西日本から優しい光を楽しめるシーズンがやってきました。
2016年 ほたる出現傾向
ほたるの一生
ほたるは一生のほとんどを、水の中と暗い土の中で過ごします。
産卵期
5月~6月。オスとメスの蛍(成虫)が交尾して、メスがコケ中に産卵(黄色い卵を約500個)します。
幼虫期
産卵から1ヶ月後に孵化し、幼虫となります。幼虫はすぐに水の中に入り、カワニナを食べながら暗い場所で成長。そして、ここで食べたカワニナが最後の食事となります。
上陸してさなぎに
翌年4月~5月。桜の季節が終わる頃、幼虫は水の中から陸にあがり、土の中に潜ります。その後、1ヶ月位するとさなぎに変化し、そこから10日後に羽化し、土から出て成虫となるのです。
成虫期
成虫となり、美しく飛びながら交尾の相手を探します。成虫になったほたるは夜露を口に含む以外、一切食事はとりません。
幼虫期に食べたカワニナの栄養のみで夜空を舞うのです。そのため、成虫になったほたるの命はわずか10日ばかり。また、体の小さいオスは、メスよりも蓄えた栄養が少ないため早く死んでしまいます。
飛び始めてから、わずか10日でその生命を終えるほたる。ラスト10日間は、まさに命の火を灯して飛んでいるのです。
今年のほたる情報はまもなくリリースします。もうしばらくお待ちください。