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PM2.5解説

PM2.5のシーズンが、そろそろ到来かもしれません。9日(金)に、日本への飛来が予想されています。

PM2.5の飛来予想

9日(金)9時の予想

9日(金)にかけて、大陸から日本海、日本付近へ低気圧が東進します。この低気圧の西側では、大陸の高気圧周辺で溜まった汚染物質の濃度が上昇して、前線の後面から韓国、日本付近へやってくる予想です。

9日(金)は、西日本を中心に昼間は通常よりも高めで、特に九州北部、東シナ海側ほど、一時的に注意喚起基準の1日平均70μg/m3超える時間もありそうです。夜は北寄りの風となり、解消する予想です。

PM2.5は通常、日本へやってくる頃には薄まりながら飛来することが多くなっています。実際観測される頃には、薄まって注意喚起をしないこともありますが、その場合も念のためご注意ください。

PM2.5とは

大気中に浮遊している2.5μm以下の小さな粒子のことで、従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子です。

PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。<出典:環境庁HPより>

※μm:マイクロメートル(1μmは1mmの千分の1)

70μg/m3を超える場合

外出や外での運動、換気はできるだけ控えましょう。特にお年寄りや小さいお子さん、喘息など呼吸器系に持病がある方、心臓など循環器系に持病がある方は注意が必要です。

35-70μg/m3の場合

生活に影響はありませんが、小さいお子さんや高齢者、疾患のある方は注意してください。外出や喚起などは控えた方が安心です。

提供:株式会社ウェザーニューズ