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雪虫

16日(日)頃から、札幌や旭川など北海道内各地で、雪虫が飛び始めたとの報告が届き始めています。

雪虫とは


ぴょんこさん(北海道 旭川市)

「雪虫クン…雪の訪れを告げてます❄ 今日はわんさか飛びました( ゜o゜)💦」(10/16)

雪虫は昔から、初雪を知らせる使者として知られています。雪虫が一斉に飛来する姿が、北海道各地で見られるようになると、本格的に冬支度の準備が必要になるとされています。

雪虫と気温の関係

北海道ではお馴染みの「雪虫」は、トドノネオオワタムシというアブラムシの仲間で、晩秋から初冬の晴れた日の夕暮れに多く飛ぶことがあります。

白い綿のようなロウでできた物質を、身体につけて飛び回る姿が雪が舞うように見えるため、また昔から雪虫の乱舞が見られた後しばらくすると、初雪が降ると言われるため、「雪虫」と呼ばれます。

ウェザーニュースで実施した5年間の調査や、ここ数年のウェザーリポートと初雪観測を照らし合わせてみると、年やエリアで違いがあるものの、雪虫の大量発生から1〜2週間程度で初雪が降る傾向があります。

北海道のウェザーニュース会員への調査でも、18日(火)時点で73%の方が「見た」と答え、そのうちの40%強が「大量発生」と回答していました。

旭川はまもなく初雪か

上の図は、21日(金)の上空1,500mの寒気予想です。今月に入って、ようやく度々寒気の南下が見られるようになってきました。

20日(木)に寒冷前線が通過した後、平地で雪が降る目安とされる上空1,500m付近で-6℃の寒気が、北海道のほぼ全域を覆うように流れ込んでくる予想となっています。

旭川など道北の平地では、初雪が降る可能性があり、札幌市内でも雨に雪が混じることが考えられます。そろそろ本格的な冬支度が必要となりそうです。

提供:株式会社ウェザーニューズ