ひと際明るく輝く
金星と木星が段々と接近!
西の夜空に注目です☆
10日は金星の輝き最大に
10日は夕暮れの空に一際明るい星が出現。金星が1年でもっとも明るく輝くタイミングが到来します。帰り道に「一番星みーつけた!」って思わず言いたくなりそう。
10日、宵の明星 金星が最大光度になります。一番明るく見えるタイミングが「最大光度」というわけですが、今日の光度は-4.5等。
では、−4.5等とはどれくらい明るいのか。それは1等星のおよそ150倍になります。もっとわかりやすく言えば、日中でも見えるレベルだそうです。
10日はすでに日中から金星がのぼり、夜にかけて沈んでいきます。夕暮れ時に西の方向、日の入り後は地平線付近の低い空をみると金星をすぐにみつけられます。
金星と木星が接近
日の入り1時間後の西の星空(東京)
日の入り後の西の空では、宵の明星「金星」が-4.3~-4.4等もの明るさで輝きます。また、目線を少し上に向けると-1.8~-1.9等の明るさで輝く木星の姿が!
西の夜空でひと際明るく輝く金星と木星の距離は段々と近づき、6月末には寄り添う姿を楽しむことができました。木星と金星が最接近するのは7月1日(水)ですが、ずっと曇りや雨の梅雨空が続いていたため、なかなか見られませんでした。
10日夜の天気
北日本:バッチリ(※太平洋沿岸は霧発生の可能性あり)
東日本:チャンスあり
西日本:難しそう
10日間以上居座っていた梅雨前線は、ゆっくりと南下中。日本海からは高気圧が進んできていて、北日本・東日本では晴れるところが多くなります。夕方の時間の金星も北日本ほどばっちりと見られそうです。
一方、西日本では雲が広がりやすく、難しい所が多くなります。ただ、金星は昼間も見えるほどの明るさ。少し雲の切れ目があったら観測のチャンスがあります。
金星が沈むのは21時頃なので、20時までは観測が楽しめます。ぜひ、帰り道に西の空を見上げてみてください。