雨か雪かの決め手

関東で「雨か雪か」、雪の場合「どれくらい積もるのか」、それぞれ左右するのは「気温」です。6℃を切ると湿度との絡みで雪の可能性が出てきます。
そして、その気温を決めるのが南岸低気圧の
コースと
発達具合。大雪の条件は「発達した低気圧が、関東に近づき過ぎない距離で通過する時」です。

低気圧のコース
・雪の目安は、八丈島の少し北側を通過するコースです。(Bコース)
・それより近づき過ぎると、低気圧が持つ暖かい空気が入り、雨になります。(Aコース)
・反対に、離れすぎると、低気圧の雪雲が陸地に届かなくなります。(Cコース)
低気圧の発達具体
・低気圧が発達して雪の降り方が強いと、気温が下がり雪のまま経過しやすくなります。
・反対に、降り方が弱いと気温があまり下がらず、雨よりとなる場合があります。
コースのちょっとしたずれ、ちょっとした発達状況によって気温が変わるため、大雨から大雪まで大きな幅があります。たった1℃の変化によって雨か雪かが変わるため、非常に予想が難しい所です。