地震への備え

続く避難生活により「エコノミークラス症候群」を発症するという報道がされるようになりました。できる範囲の予防方法をお伝えします。

エコノミークラス症候群について

エコノミークラス症候群とは

・足先を長時間動かさずにいると、血流が滞る

・血流が滞ると、血液が固まって塊(血栓)がふくらはぎの静脈にできる

・血栓が血流に乗って肺に飛ぶと、肺の血管が詰まって肺塞栓(はいそくせん)という命に関わる病気になる

という一連の流れが、代表的なエコノミークラス症候群です。

車中泊のウェザーリポート

大吾さん(熊本市東区)

長時間同じ姿勢でじっとしていると、血流の滞りが発生します。

水分補給が出来ない場合、身体に入る水分量が少ない反面、汗などで身体の外に水分が出てしまう量が多くなって、身体に含まれる水分量が減るため、血液の水分量も減って血流がドロドロになってしまうのです。

代表的な自覚症状

エコノミークラス症候群の代表的な自覚症状は

・足が腫れぼったくなる

・足にジンジンするような痛みを感じる

です。足がむくみだしたかなと思ったら、危険な状態になる前に早急な予防が必要です。

また、このようになる前に予防を行うことが、一番身体には負担をかけません。

予防方法

予防方法のひとつとして、効果的な運動はこちらです。

左図のように
・つま先を伸ばしたり、手前に起こしたりする

右図のように
・ふくらはぎの運動(アキレス腱伸ばし)をする

その他、
・もも上げ運動をする
・足首を回すと同時に、足の指を動かす
・水分を可能な限り積極的に摂る
もあります。

ふくらはぎは「第2の心臓」とも言われ、ふくらはぎを動かすことで、足先の血流を改善させることができます。

声を掛け合って、できれば色々な方とご一緒に行ってみてください。

提供:株式会社ウェザーニューズ