津波への備え

津波から身を守るために

すぐに避難

・海岸で大きな揺れを感じたり、津波注意報、警報が発令されたり、東海地震の警戒宣言が発令されたら、すぐ高台に避難をする。

・貴重品を取りに戻ったり、船の様子を見に行ったりしない。

・50cm程度の津波でも、巻き込まれて亡くなるケースがある。

避難場所

・過去の浸水区域や想定津波危険地区だけを過信せず、より高い安全な場所に避難する。

・浸水している中では、漂流物にぶつかる危険があるため、遠くへの避難はあきらめ、近くの高い建物に上がる。

・建物に避難する場合は、海岸に面する前面のビルより、影響の小さくなる 2列目、3列目の建物に避難する。

・建物への避難する時は、丈夫な鉄筋、鉄骨造の建物に避難をする。(木造の場合、津波の高さが2m程度で全壊、1m程度で半壊の被害が出る)

避難時の注意

・車による避難の原則禁止。実際、1993年の北海道南西沖地震では、避難車両が渋滞に巻き込まれ、混乱が起きた。

・岩場や堤防など硬い物から離れる。津波に飲み込まれた場合、死因の多くは、岩やコンクリートなど堅い物にたたきつけられて気絶したり、負傷して水死するケースが多い。

・日頃からの地震対策を。地震で家具が転倒したり、通路が散乱すると、急いで避難ができなくなるため、日頃から家庭内での地震対策が重要。

提供:株式会社ウェザーニューズ