噴火警戒レベル
現在の状況
火山活動に活発化の兆候は見られていませんが、今後の活動の推移も見守る必要があります。
地吹雪さん
(北海道千歳市 3/18撮影)
噴気の状況には変化はなく、火山活動に活発化の兆候は見られていません。
過去の活動
樽前山は非常に活発な火山で、最近では1981年2月27日に小規模な水蒸気噴火、1978年5月14日の噴火では、支笏湖付近で降灰を観測しています。
さらにさかのぼると、1909年には噴煙を7600mほど吹きあげるマグマ噴火、1739年には有史以降、最も大規模な2週間近くに渡るプリニー式噴火を起こし、現在の千歳空港付近には約1mの火砕物が積もりました。
山頂溶岩ドーム周辺では1999年以降、高温の状態が続いていますので、突発的な火山ガス等の噴出に注意が必要です。
提供:株式会社ウェザーニューズ