イルミネーションの起源と歴史
イルミネーションの起源は16世紀。宗教革命で知られるドイツの「マルティン・ルター」が考えたとされています。
彼は夜、森の中で煌めく星を見て感動し、木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとしました。
その後、電球イルミネーションを始めたのは、白熱電球を発明したことで有名な「トーマス・アルバ・エジソン」。
彼は自分の発明品を売るべく、自分の研究所の周りを白熱電球で飾り付けたそうです。これが、世界初の電球でのイルミネーションとされています。
日本にイルミネーションが登場したのは明治時代。大阪や東京の内国勧業博覧会の会場が、たくさんのイルミネーションで飾られました。
また、舶来品を扱う『明治屋』が銀座に進出し、12月15日から毎晩イルミネーションを点灯したことが人々の話題となり、年々派手になっていく装飾にたくさんの人が押し寄せたそうです。
昔は、イルミネーションといえばクリスマスシーズンに行われるイメージでしたが、近年ではLEDの普及により、様々な場所で一年中楽しめるようになってきました。
とはいえ、街中が一番きらめくのはやはり冬。あたたかな光りが私たちの心を癒し、安心感をも与えてくれます。
また、近年注目を集めているのが「プロジェクションマッピング」です。プロジェクタを使って、建物や空間に映像を投影する技術のことです。映像の動きや変化、さらには音楽も融合することで圧倒的な迫力となります。
今年も様々なイルミネーションをお楽しみください。