花粉のつらい時間帯

花粉症の方にとって、春はつらい季節。特に時間帯によって、その症状も変わります。過去の調査結果をもとに解説します。

最もつらいのは朝


2015年 参加者数3,197人

ウェザーニュース会員の中で、花粉症の方を対象に「花粉症がつらい時間帯はいつですか?」と質問をしました。

その結果、朝7時がつらいと感じる方が最も多くなりました。次いで、6時や14時が多い結果に。

寄せられたコメントから、朝のピークは起床時や通勤時、昼過ぎのピークは、昼食のために外出して戻ってきた後が多いようです。

モーニングアタック

花粉症状が、起床時に通常よりも辛くなる症状を「モーニングアタック」と呼びます。

就寝中に吸い込んだ花粉が目覚めとともに強い症状を引き起こす、または自律神経の切り替えが上手くいかず、体が花粉に過敏に反応して、重い症状が出てしまう現象です。

また、床や寝具に積もった花粉塵などのハウスダストが、起床時に撒きあげられることなども原因と言われています。

※引用:グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社 2013年調査結果より

花粉を家に持ち込まない工夫

朝の目覚めを少しでも快適にするため、対策の一つとして「花粉を家に持ち込まない」ことが大切です。

外出前

・ナイロンなど花粉が付きにくい素材の服を選ぶ。
・花粉の吸着を防ぐスプレーで、花粉を付きにくくする。

帰宅後

・扉を開ける前に、服や鞄についた花粉を払い落とす。もしくは衣類用の粘着シートで花粉を除去する。
・帰宅後は早めにお風呂へ入り、肌や髪についた花粉を洗い流す。

日常生活

・洗濯物は部屋干しにする。
・空気清浄機を活用する。
・花粉が舞い上がるため、床は掃除機ではなく、拭き掃除にする。

花粉症の方が安心して過ごせるような住まい作りには、花粉症ではないご家族の協力も必要です。みんなで花粉シーズンと上手につきあっていきましょう。


提供:株式会社ウェザーニューズ