さくら情報

2015年振り返り

開花時期

開花前線、加速して北上

今年の桜シーズンは各地とも開花時期に長続きする寒の戻りがなく、開花前線は順調に北上しました。

例年の開花と比べると、北ほど開花が早かったことがわかります。北日本は、開花の早かった去年に比べても5日以上早い開花の地域が多く、記録的なペースで開花となりました。

札幌周辺の開花シーズンイン
2015年4/25頃
2014年4/30頃
2013年5/12頃

北日本で開花が早かった理由

北日本の主要都市の2015年と平年の積雪をグラフ化してみると今年は少ないことがわかりました。 札幌では2月から平年より積雪が少なくなり、3月末には0になっています。 秋田では更に早く、1月中旬頃から積雪が平年より少なくなり、10cmを超えることがありませんでした。

今年の積雪が少ないことが北日本での開花が早まった理由の1つと言えそうです。

みんなの印象

ウェザーニュースの会員に今年の桜がどうだったのか聞いたところ、全エリアで半数以上の人が「早かった」と回答しました。特に、北海道や東北は「早かった」という印象が8割を超えました。

エリア毎に詳しく見ると、開花シーズンに入った時期が例年より早いエリアほど、「早かった」と感じた人の割合が多い傾向でした。 特に「早かった」という印象の人が多い北日本は、実際、例年より1週間ほど早く開花シーズンに入っていました。

西・東日本では、開花シーズンに入ったのが、例年と同じくらい、もしくは例年より遅くても「早かった」という印象をもった人が半数以上いるというエリアが多くなりました。 「早かった」と感じた理由とは…? 実は見頃を迎えている頃の話が関係しそうです。


提供:株式会社ウェザーニューズ