さくら情報

桜餅調査

桜の季節を迎えると、食べたくなるのが桜餅。あなたはどんな種類の桜餅をイメージしますか?

桜餅は、東西で違いがあることが分かりました。

桜餅の種類

桜餅は、大きく分けて2種類「長命寺(ちょうめいじ)」と「道明寺(どうみょうじ)」があります。


まりさん(神奈川県横浜市)

左側が「長命寺」、右側が「道明寺」の桜餅。それぞれ由来があります。

■長命寺
発祥は関東で、クレープ状の生地であんこを包んだものです。

約300年前「長命寺 桜もち 山本や」初代が、桜餅を考案しました。向島の名跡・長命寺の門前で、売りはじめたことに由来します。

■道明寺
発祥は関西で、「道明寺粉」で作られていることから、そう呼ばれています。

道明寺粉とは、もち米を蒸した後乾燥させた保存食、糒(ほしい)を適当な粒に粗挽きしたものです。

長命寺vs道明寺 桜餅マップ

図は昨年3月の調査結果です。ウェザーリポーターの皆さん13,207人にお聞きし、桜餅の種類を都道府県別に分けてみました。

結果は、西日本・中部・北海道はだんぜん道明寺派となりました。一方、関東・東北は勢力が二分するという結果に。

また、だんぜん長命寺派なのは、秋田県・島根県のみという結果となりました。

なお、山陰地方では、参勤交代の折りに持ち込まれた長命寺が一般化したそうです。

桜餅を包む葉は、香り付けや保湿・抗菌の役割を持っています。その多くは産毛が少なく、柔らかい大島桜の葉です。

葉を食べるか意見が分かれるところですが、お店によってオススメが異なるそう。

桜餅を持って、春のお花見に出かける計画もいいですね。


ザビエールさん(埼玉県さいたま市)


提供:株式会社ウェザーニューズ