25日は月と木星が接近☆
月と木星が接近
朝5時〜6時 東から南東の空
25日(金)の未明から明け方、東から南東の空で細い月と木星が接近して見えます。
見頃は5時頃と冷え込みが厳しい早朝となります。月と木星が非常に近い距離にあり、少し離れた下の方には、おとめ座の1等星「スピカ」も一緒に見ることができます。
この接近は肉眼でも楽しむことができますので、早起きした際にはぜひご覧ください。
16日はアルデバラン食
今年1番良い条件☆
アルデバラン食
冬を代表する星座のひとつ、おうし座には、アルデバランと名付けられた1等星が、おうしの目に当たる所で赤く輝いています。
このアルデバランが月に隠される「アルデバラン食」が、16日(水)未明に、今年最も良い条件で観察することができます。
沖縄を除く全国で、ヒヤデス星団の星々を次々に隠しながら、月がアルデバランに近づいていく様子は必見です。
※沖縄ではアルデバラン食は起こらず、月とアルデバランの接近になります。
今年最大の満月(スーパームーン)
今年はスーパームーンが3回ありますが、14日(月)のスーパームーンは、1948年1月26日以来68年ぶりに地球に大接近!
さらに、21世紀に入ってからこれまでで最大のサイズとなります。
スーパームーンの1番の特徴はその迫力です。今回は、今年最も小さい満月だった4月22日と比べると、大きさは約14%UP。
月は真っ暗な空の中に浮いているだけでは、比較するものがありません。そこで、スーパームーンの大きさをより実感するために、月が昇る瞬間をねらいます。
昇る瞬間は、まだ月の近くに山やビルなどの比較対象があり、スーパームーンの迫力がよくわかります。月は1時間に15°程度昇るので、月の出の時間から1〜2時間前後が建物と比較しやすいです。
ちなみに14日(月)、東京の月の出は16時40分となっています。いつにも増して迫力のある満月をお楽しみください。次回、最も大きく見える満月は2017年12月4日です。
■月の見かけの大きさが変わる理由
地球の周りを回る月の軌道は楕円形のため、地球と月の距離は一定ではありません。
また、月の軌道は地球や太陽の影響を受けて変化するため、月と地球が最も遠ざかる(近づく)距離は毎回異なります。
このため、月は見える大きさが毎回変わり、最も小さく(大きく)見える月の大きさも年によって変わってきます。
■スーパームーンとは
もともとNASAが言い始めたもので、明確な定義はありません。地球からの距離が36万km以内の満月を、スーパームーンとしているようです。
月が金星・土星・火星に接近
日の入り30分後の南西の空(東京)
11月初め、日の入り直後の南西の低い空では金星と土星が、仲良く並んでいます。月は日に日に上弦に向かって、形を変えながら移動していきます。6日(日)には火星も接近します。