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雨の日の体調不良

雨の日、なんとなくだるい、もしくは頭が痛くなることがあるかもしれません。どんよりとした空に、気分も沈みがちになってしまいますね。どういったメカニズムで体調が変化するのでしょうか?

体調不良の原因は低気圧

雨をもたらすことが多い低気圧が近づくと、大気の酸素量が減少します。

すると、血液中の酸素量も減って、副交感神経が優位に働くようになります。副交感神経は、眠る時などに体を安静にさせるもの。そのため、昼なのに体は夜だと思ってしまい、自律神経のバランスが乱れて、眠気やだるさなどの症状が出てきます。

また、気圧が低い時、血管や体細胞は膨張します。まるで山頂でパンパンになったお菓子の袋のような状態に。そのため体がむくんだり、頭が痛くなったりするのです。

雨と気圧と体調調査(2014年)

気圧が下がるとどんな体調の変化があるかをウェザーリポーターの皆さんに聞いてみました。すると、「だるい」が42%、「頭痛」が24%と、合計64%が体調に変化を感じていることが分かりました。

男女別に見ると、「特になし」は男性が49%だったのに対し、女性は25%。男性よりも女性の方が、気圧の変化の影響を受けやすい傾向にあるようです。

一方、年代別に見てみると、「鬱っぽい」と回答した方は10代が最も多く、年齢が高くなるにつれてその割合が減少しています。若年層ほど気分が落ち込みやすいことが分かりました。

日頃の対策

普段から、自律神経を鍛えるのが有効です。具体的には

・規則正しい生活をする
・適度な運動
・その人にあった十分な睡眠
・お風呂で血行促進
・夜リラックスすること

などになります。ご自身の身体と対話をしながら、無理をせず毎日をお過ごしくださいね。


提供:株式会社ウェザーニューズ