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2月の天候まとめ

4年に一度の1日長い2月。この2月を振り返ってみると、いつもの冬とは違う状況だったという事がわかりました。詳しく解説していきます。

降水量は多くても降雪少ない

1月28日~2月26日までの30日間の合計を、平年比で比べてみると、ほぼ全国で気温が高くなっていました。また降水量は西ほど多くなっています。

また、日本海側の降水量は内陸部をのぞくと、平年並みか平年より多くなっています。

一方で、降雪量は軒並み平年よりも少なく、1月と同様に、雪ではなく雨の降った日が多かったと考えられます。

富山は平年を上回る降水量だったのにも関わらず、降雪量は平年3分の1以下。秋田は平年の2倍を超える観測史上2位の降水量だったにも関わらず、降雪量は平年に達していません。

雪ではなく、雨が多かったことを示しています。

西日本ほど「雨が多い」感覚

では、実際に2月の天気で、最も印象に残ったのは何か?全国のウェザーリポーターの皆さんに聞いてみました。

エリアごとにみてみると、西日本ほど「雨が多い」の回答が多くなりました。

また、北陸・甲信・東北では70%以上の方が「雪が少ない」といった印象をもっていたこともわかりました。

つまり、観測データと人々の感覚が一致していたことになります。

3月に入り、しばらくは低気圧の通過と冬型の気圧配置を繰り返し、日本海側ほど曇りや雪・雨の日が多くなる予想です。

寒さは和らぐものの、強い寒気が流れ込むタイミングでは冬の寒さになることも。

短期間で寒暖の変化が大きくなるので、万全の体調管理をしていきましょう。


降っても晴れてもさん
(大分県津久見市)

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