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4月の天候まとめ

新年度を迎え、桜前線が日本列島を駆け抜けた4月。皆さんは、どんな天気の印象をもったのでしょうか。詳しく解説していきます。

全体的に「暖かかった」が多い

全国のウェザーリポーターの皆さんに、4月の印象を聞いてみました。

エリア毎の回答を見ると、全体的に「暖かかった」と答えている人が多い結果に。

ただ、沖縄や九州など西日本では「雨が多かった」と感じている割合が、比較的多い傾向となりました。

全国的に気温高め

観測データを見てみると、平年と比べて暖かかった4月。

上旬・中旬は西・東日本では、極端に強い雨風となる日が少なかったため、ポカポカ陽気でした。さらに詳しく見て行きます。

全国的に気温が高めの傾向。特に西日本・東日本・東北南部では平年よりも2℃前後気温が高い4月となりました。

上空の暖かい空気が北上し、その後、北日本では11日頃に「寒の戻り」で雪が降ったこともありましたが、西・東日本には大きく影響がでるほどではありませんでした。

北日本の寒の戻りも一時的でした。下旬には、札幌でも20℃を超えた日もあり、暖かい4月となりました。

西日本ほど雨多い

4月は、西日本と北日本を中心に、低気圧・前線が周期的に通過しました。また、下旬には九州の南の海上で前線が停滞してスッキリしない空が続きました。

このため、西日本の太平洋側ほど雨が多く、特に沖縄では「梅雨の走り」となり、平年の倍以上の雨となりました。

気温が高めだったこともあり、沖縄だけでなく、宮崎や山口などのウェザーリポーターからも「梅雨のよう」という報告が、4月末に届きました。

春に3日の晴れなし

ことわざにもあるように、4月上旬・中旬ほど周期的に天気が変化しました。

極端に晴れの日が多くなったところは少なく、おおよそ平年並みの日差しの多さとなりました。

暖かな4月が終わり、次の季節へと移っていきます。

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