
飛散開始時期
この冬は平年並みの寒さで、休眠打破がきちんと行われるため、平年並みの時期に花粉シーズンに入る見込みです。
早い所で2月初めからで、2月上旬のうちには広範囲で花粉シーズンに入ります。暖かくなると、一気に飛散量が増加する恐れがあるので、注意が必要です。
その後2月下旬〜3月上旬にスギ花粉、3月下旬〜4月上旬にヒノキ花粉のピークを迎えそうです。

過去9年の花粉飛散量と2017年予想
近年、九州南部では表年・裏年という飛散量の増減が、あまり明瞭には見られません。このため、夏の天候が飛散量の増減に及ぼす影響は、東日本よりも大きいと考えられます。
夏の天候
2016年の夏は、8月に高気圧が強まったために猛暑が続き、雄花の生育が促される条件となりました。
飛散量予想
2015年・2016年と、飛散量が少ない年が続いていましたが、2016年夏の天候が雄花の生育に適していたため、2017年春は、花粉が大量飛散となる恐れがあります。
3年ぶりに平年より多く宮崎県で1.4倍、鹿児島県で1.3倍、また、2016年比は宮崎県で4.8倍、鹿児島県で7.2倍の予想。ここ数年症状が軽かった方も注意し、十分な対策が必要です。
宮崎
平年比 1.43倍
2016年比 4.82倍
鹿児島
平年比 1.32倍
2016年比 7.24倍