年代が上がると目にくる?

花粉症の最もつらかった部位を聞いたところ、10代の皆さんは圧倒的に「鼻」がつらかったと回答しました。
一方、年代が上がるごとにじわじわと「鼻」のつらさは減少し、「目」のつらさが増加していることが分かります。
若年層の方が鼻がつらい方が多い要因のひとつとして、子供の方が大人より鼻が小さいため、つまりやすいことが考えられます。その結果、鼻ではなく口で呼吸するようになるため、花粉が口から直接入るように。
10代の皆さんのつらい部位が、他の年代に比べて「口・のど」の回答が多いことも、関係しているかもしれません。
また、年齢を重ねるごとに「目」のつらさが増加している要因のひとつとしては、ドライアイが考えられます。
ドライアイと花粉症は、目のかゆみや充血、異物感などの似た症状があり、合併して発症することもあるようです。
ドライアイは、パソコンやスマートフォンの使いすぎや、エアコンの効いた部屋での長時間に及ぶ作業が原因として知られています。
年を重ねると涙の分泌が低下してきたり、長年のオフィスワークにより、ドライアイになりやすくなることも。このため、余計に花粉症の症状が目にくるようになってくるのかもしれません。