減災調査2017

グリッドロック現象

東日本大震災では車での避難行動がもたらした「グリッドロック現象」が発生しました。

グリッドロック現象とは

東日本大震災では、地震発生後の宮城県の中心市街で渋滞が連鎖しました。

道路という道路が車で埋め尽くされ、全く動けない状態になりました。この現象を「グリッドロック現象」と言います。

交差点を起点に、渋滞の尻尾が先頭車の邪魔をし渋滞が伸びる。そして次の交差点で同じことが起こり、という連鎖が拡大していくことで、右も左も逃げれない状況になります。

この現象は、2016年11月に福島沖で発生した地震で津波警報が発令された際にも、同様の現象が起こったといいます。

ピックアップ行動

渋滞の現象とは別に、東日本大震災で浸水地域に見られた現象が「ピックアップ行動」です。

「ピックアップ行動」とは、文字通り、車によって家族や知り合いなどを拾って避難しようとする、迎えに行く行動を指します。

「人を助けに戻る」という衝動に駆られるのは自然なことで、「津波発生時は海の方へ戻るな」という言葉通りには、行動できないことが明るみに出ました。

車避難派は少数

ウェザーニュース会員の皆さまに、「地震発生後、家族や知り合いが海に近い場所にいることがわかりました。車が近くにあります。あなたならどうしますか?」という質問をしました。

すると、6割の人は迎えにいかないと回答したものの、2割の人は車で迎えにいくという結果となりました。

ただ、東日本大震災のような非常事態の最中、どこまでガイドライン通りに判断できるのか、実際は非常に難しい選択に迫られる状況が起きるかと思います。

震災の教訓を風化させないために自分はどう行動するのか、まずは日頃から考えることが大切です。

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提供:株式会社ウェザーニューズ