花粉情報

2015年まとめ

花粉の量と症状の変化

四国

四国は、寒さが和らいだ2月中旬に、昨年より数日~10日ほど早い花粉の飛散開始に。2月下旬も平年よりも気温が高い日が続き、春一番も吹いたため、花粉の飛散が開始してから数日から1週間程度で本格的な花粉シーズンに突入しました。

その後2月末〜3月中旬にスギ花粉のピーク、4月上旬〜中旬にヒノキ花粉のピークに。スギ花粉のピーク時期は昨シーズンより数日早い結果となりました。

今シーズンの花粉の飛散量は、平年・昨年と比べて20〜50%といずれの県も少なくなりました。

昨シーズンは太平洋側を中心に大量飛散となったため、症状が重いと感じた方が多くなりましたが、今年は昨年に比べると飛散量が少なく、症状も昨年より軽かった方が多かったようです。

九州北部

九州北部周辺は、2月前半までの寒さの影響で飛散開始が昨年より遅れた県もありましたが、暖かい日が増えた2月中旬にスギ花粉の飛散となりました。

その後、下旬には春一番が吹くなど、風が強く暖かい日があり、スギ花粉の飛散ピークに。ヒノキ花粉の飛散ピークは3月中旬〜下旬でした。

今シーズンの花粉の飛散量は、平年と比べて10~60%といずれの県も少ない結果に。最も飛散量が多かった山口県でも昨シーズンの60%弱程度、佐賀県では昨年の10%とかなり少ない結果となりました。

これは、昨夏の天候不順が大きく影響したと考えられます。花粉の飛散量が少なかったため、症状も昨年と比べると軽く、ツライと感じた方は3分の1程度の割合となりました。

※九州北部の結果は、山口を含みます。

九州南部

九州南部は1月末から寒い日が続き、2月上旬に今シーズン一番の寒気が到来。寒さが緩んだ2月中旬に、昨シーズンより2週間前後遅れて花粉シーズンに突入し、その後2月下旬をピークにスギ花粉が飛散しました。

その後3月中旬〜下旬にはヒノキ花粉のピークを迎え、昨シーズンより1週間程度早い4月下旬に花粉シーズンが終了しました。

今シーズンの花粉の飛散量は、昨シーズンの40%、平年の30~60%となり、昨年夏の天候不順を反映した結果となりました。症状報告でも、ツライ・非常にツライという報告数は昨年より少なく、飛散量の少なさを反映しています。

2015年花粉シーズンまとめ


提供:株式会社ウェザーニューズ